格安SIMのeSIMとは?メリット・デメリットと対応一覧
eSIM対応の格安SIM7社を徹底比較。メリット・デメリット・申し込み手順まで2026年最新情報で解説。
この記事でわかること ・eSIMの仕組みと物理SIMとの違い ・格安SIMでeSIMを選ぶメリット・デメリット ・eSIM対応7社の料金・回線品質の比較 ・MNP乗り換えをeSIMで完結させる手順
eSIMとは?物理SIMとの違いを簡潔に解説
eSIMとは、端末に最初から内蔵された書き換え可能なSIMチップです。通常の物理SIMカードとは異なり、カードの差し替え不要でオンライン申し込みだけで開通できるのが最大の特徴です。対応端末であれば、申し込みから数分でデータ通信が始まります。
- 物理SIM(nanoSIM)
- カード型のSIMを端末に挿入して使う従来方式。申し込み後、SIMカードが郵送されるまで3〜5日かかるのが一般的。
- eSIM
- 端末に内蔵されたSIMチップにプロファイルを書き込む方式。対応端末であればオンラインで即日開通が可能。
- デュアルSIM
- 物理SIMとeSIMを同時に利用できる構成。仕事用と私用で番号を使い分けたり、回線を冗長化したりできる。
eSIMを格安SIMで使う4つのメリット
格安SIMへの乗り換えでeSIMを選ぶ最大の理由は開通スピードです。物理SIMは申し込みから到着まで最短でも数日かかりますが、eSIMであれば審査通過後すぐに使い始めることができます。加えて、以下の点でも物理SIMより優れています。
- ✓即日開通できるため、スマホ紛失・故障時のリカバリーが素早い
- ✓SIMカードの郵送を待たずに手続きが完結するため、店舗に行く必要がない
- ✓物理的なカードがないため紛失・破損リスクがゼロ
- ✓デュアルSIM構成にすれば、乗り換え中も旧回線を並行して使える
編集部より
編集部が実際に楽天モバイルのeSIMを申し込んだところ、申し込み完了から15分以内にQRコードが届き、当日中に開通しました。一方、同時期に物理SIMを別回線で申し込んだ際は、SIMカードの到着まで4日かかりました。急ぎで回線を用意したい場合はeSIM一択です。
見落としがちなeSIMの3つのデメリット
メリットが多い一方で、eSIMには端末の対応状況という大きな制約があります。古いスマートフォンやSIMロックが解除されていない端末では使えないケースがあるため、申し込み前に必ず確認が必要です。
- ✓eSIM非対応端末(主に2019年以前の機種)では利用不可
- ✓SIMロック解除が完了していない端末は開通できない場合がある
- ✓機種変更時に旧端末からeSIMプロファイルを削除する手順が必要で、手間がかかることがある
eSIM対応格安SIM 7社の料金・回線比較
2026年8月時点でeSIMに対応している主要格安SIM7社を、月額料金・使用回線・eSIM即日開通の可否という観点で比較しました。料金はすべて税込みです。
| サービス名 | 最安月額 | 使用回線 | eSIM即日開通 | データ無制限 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天モバイル | 1,078円 | 楽天/au | ◎ | 3,278円〜 |
| IIJmio | 850円 | ドコモ/au | ○ | 非対応 |
| mineo | 1,298円 | ドコモ/au/ソフトバンク | △ | 非対応 |
| UQ mobile | 2,365円 | au | ○ | 非対応 |
| Y!mobile | 2,365円 | ソフトバンク | ○ | 非対応 |
| LINEMO | 990円 | ソフトバンク | ◎ | 2,728円〜 |
| ahamo | 2,970円 | ドコモ | ○ | 非対応 |
月額料金だけで比較するとIIJmioの850円が最安ですが、データ無制限プランを提供しており即日開通まで対応しているのは楽天モバイルとLINEMOのみです。ヘビーユーザーや乗り換えを急いでいる方には、楽天モバイルの優位性が際立ちます。
楽天モバイルへの乗り換えはこちら
楽天モバイルeSIMの実測速度と使用感
楽天モバイル eSIM実測速度(2026年8月・東京都内)
編集部より
編集部が東京都内(楽天回線エリア内)で実測したところ、平日昼12時の下り速度は**58Mbps**を記録しました。4K動画のストリーミングやZoom通話を複数回試しましたが、バッファリングや音声の途切れは一度もありませんでした。夜20時でも下り42Mbpsを維持しており、混雑時間帯でも実用上の不満はありません。なお、地下や郊外ではau回線(パートナー回線)に自動切替されることがあり、その際も速度は安定していました。
楽天モバイルeSIMへMNP乗り換えする手順
MNP乗り換えをeSIMで行う場合、すべての手続きをオンラインで30分以内に完結させることができます。事前に旧キャリアのMNP予約番号を取得しておくとスムーズです。
- 1MNP予約番号を取得する現在契約中のキャリアのマイページまたは電話窓口から「MNP予約番号」を発行します。有効期限は15日間です。番号が取得できたら手続きを進めてください。
- 2楽天モバイル公式サイトで申し込む楽天モバイルの公式サイトにアクセスし、「eSIM」「MNP転入」を選択します。本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)と楽天IDが必要です。
- 3本人確認・審査を完了させるeKYC(オンライン本人確認)でスマホのカメラを使って本人確認書類と顔写真を撮影します。審査は最短数分で完了するケースがほとんどです。
- 4eSIMプロファイルをダウンロードする審査通過後、QRコードまたは自動設定でeSIMプロファイルをダウンロードします。iPhoneはSettings(設定)→モバイル通信から追加でき、Androidは端末によって操作が異なります。
- 5回線切り替えを実施して開通楽天モバイルのmy楽天モバイルアプリから「回線切り替え」を実行すると、旧回線が自動的にMNP転出・解約され、楽天モバイル回線が開通します。操作後すぐにデータ通信が使えます。
楽天モバイルへの乗り換えはこちら
楽天モバイルへの乗り換えはこちら
eSIM対応各社の特徴まとめ
- 楽天モバイル
- 月額1,078円〜・データ無制限3,278円。eSIM即日開通に対応し、楽天市場SPU+3倍のポイント還元が得られる。縛りなしで解約金ゼロ。
- IIJmio
- 月額850円〜とeSIM対応格安SIMの中で最安水準。ドコモ・au回線から選択でき、データの繰り越し機能も搭載。
- mineo
- 月額1,298円〜でドコモ・au・ソフトバンクの3回線をカバー。eSIM開通はオンライン対応だが、審査に数時間かかるケースもある。
- UQ mobile / Y!mobile
- 月額2,365円〜とやや高めだが、実店舗でのサポートが充実。UQはau回線、Y!mobileはソフトバンク回線を使用する。
- LINEMO
- 月額990円〜のソフトバンク回線MVNO。eSIM即日開通に対応し、LINEのデータ消費がゼロになる「LINEギガフリー」が特徴。
- ahamo
- 月額2,970円で20GBのドコモ回線。100GBオプションあり。eSIM対応だが、他社と比べると月額料金が高め。
まとめ:eSIMで乗り換えるなら楽天モバイルが最有力
eSIM対応の格安SIMを選ぶ際にチェックすべき点は、即日開通の確実性・月額料金・データ容量の上限の3つです。IIJmioは料金の安さが魅力ですが、データ無制限プランがなく、ヘビーユーザーには不向きです。コストとスペックのバランスで最も優れているのが楽天モバイルです。月額1,078円から始められ、データ無制限でも3,278円。解約金・縛りも一切ないため、まず試してみるという使い方もできます。楽天市場をよく利用する方であれば、SPUポイント還元で実質的な月額コストをさらに下げることも可能です。
楽天モバイルへの乗り換えはこちら
📚 関連記事
格安SIMえらびナビ編集部
格安SIM(MVNO)の調査・比較を専門とする編集チーム。実際に複数の格安SIMへのMNP乗り換え・速度計測・問い合わせ検証を行い、リアルな体験に基づいた情報を発信しています。